国内の株式会社で開発された結束バンドについて

結束バンドというアイテムをご存知でしょうか。1970年代初頭に、日本の株式会社がこのアイテムを開発しました。今ではアメリカ、中国・ロシア・ギニアなど世界各地でも使用されており、アメリカに至っては軍が拘束具としても活用するほどになっています。本来の仕様用途は高圧電線の結束をおこなうためであり、電気を通さない塩化ビニール製となっています。

ところが現在では家庭用品や文具などでも使われていて、アイデア次第でさまざまな用途に活用ができるようになりました。ここでは国内の株式会社が結束バンドの開発に至った経緯を、簡単にご紹介していきましょう。国内では1970年代に高度成長期を迎えて、全国各地で電気の使用量が急激に高まりました。それに伴い各地に火力発電所が建設をされて、高圧鉄塔をもちいた電力の供給もスタートしています。

高圧電線は直径10センチメートルほどの太さがあり、数本をしっかりと束ねないと断線する恐れがありました。電線は常に200万ボルトほどの高電圧を持つ特徴があるため、一般的なロープで固定はできません。さらに高い耐久性も持ち合わせていないとけないことから、電気設備を取り扱う株式会社が開発に着手をしたわけです。そこで誕生したのが結束バンドであり、塩化ビニール製でバンドを締めるだけでしっかりと固定ができる機能も有しました。

国際特許を取得しており、現在でも結束バンドはこの株式会社でしか製造ができません。

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