ITや通信関連企業のオフィスにもあるパソコンパーツ

パソコンはインターネットが普及する前から、オフィスで広く用いられてきました。ITという言葉が世に出回る前で、通信関連に関する機材が今ほど広まっていないころから、経理などに利用された表計算ソフトや、文書作成と印刷出力のためのワードプロセッサーソフトなどは、現在のようなひとり一台の設置環境がなかった時代でも活躍してきました。その後、家庭に普及したのはすぐ後のことであって、インターネットの普及のより爆発的に需要が伸びて販売数も鰻登りの状況でした。メーカーが独自に開発と販売をしてきましたが、ひとつの規格に集約されていったのを機に、ユーザーがお気に入りのパソコンパーツや通信関連機器を組み合わせて、自作PCを作るようになります。

ITという言葉が聞かれるようになったのはこれ以降のことであり、今のようなスマートホンやタブレットが普及する少し前のことです。自作するユーザーをターゲットとして、さまざまなメーカーがパソコンパーツや通信関連機器の開発と販売を激化させた結果、自作市場は活気を帯びていました。現在のIT社会を支えている会社に勤務し、第一線で活躍している人たちはこうした自作パソコンの経験者が多いです。IT関連会社や通信関連の企業のオフィスには一人一台のパソコンがありますが、これらは大手メーカーが大量に生産と販売をしている製品ですが、内部にあるパソコンパーツはすべてコスト縮減の命題の下で格安の部品を調達してきたものばかりです。

自作市場は、これら大手メーカーの企業向けパソコンやBTOスタイルのセミオーダーパソコンに押されていますが、現在でも一部のファンは、世界にひとつしかない高性能のパソコンを作ることを続けています。

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