パソコンを動かしているのは電源装置

パソコンを使用するときは、コンセントにパソコンの背面から出ているプラグを差し込んでいるはずです。このプラグは、パソコンのケース内部にある電源装置と接続されていて、この電源装置が全てのパーツを電気によって動くようにしているのです。電源装置は立方体の形をしていて、サイズは手のひらより少し大きいくらいですが、役割は非常に重要です。コンセントから供給される交流電流を直流電流に変換し、CPUやハードディスクドライブといったパーツに供給しています。

こういったパーツ類は12ボルトや5ボルト、3.3ボルトという低い電圧の直流電流を利用して動作する設計になっています。それを、家庭用のコンセントから供給される100ボルトの交流電流で利用できるように変換し、それぞれのパーツへ供給するという難しい仕事をしているのです。電源装置の性能は「80PLUS」という指標に沿って決められています。この80PLUSは交流を直流に変換する際の変換効率の高さを定めている業界団体による認証プログラムで、基準をクリアした電源は認証された証であるロゴを提示することが出来ます。

80PLUS認証の基準には五つのランクがあり、変換効率が80パーセントの80PLUSStandardから、変換効率が90パーセント以上となる80PLUSPlatinumまであります。電流が途切れたり、電圧が安定しなかったりするとパソコンの動作が安定しない上、場合によっては壊れてしまうことがあるので、電源装置がパソコンに与える影響は非常に大きいのです。

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