パソコンで使用するSSDの速度差

SSDは、機械的な動作部分を持たない構造になっており、パソコンのCPUにあたるコントローラが制御している電子的な信号でデータの保存や読み込み、書き出しを行うため高速なアクセスを実現できています。そんなSSDでも、ものによって転送速度や読み込み、書き出しの速度には差があるのです。まずは、パソコンとの接続方式が挙げられます。一般的にはSerialATAというインターフェイスでSSDを接続しますが、このインターフェイスにはバージョンがあり、3Gbpsと6Gbpsの2種類があります。

文字通り転送速度が違うので、6Gbpsで接続できているとSSDの真価を発揮できます。SSDの制御を行うコントローラも重要です。コントローラの性能によって、複数のメモリチップに同時にアクセスしたり、特定のメモリに書き込みが集中しないように整理したりすることができるので、コントローラの性能がSSDの速度に及ぼす影響は非常に大きなものがあるのです。さらに、バッファ用メモリの容量も大切です。

バッファ用メモリはデータの書き込みや書き換えのために一時的にデータを記憶しておくためのメモリで、この容量が大きければコントローラとのやりとりが少なくて済むため、アクセスが速くなります。コントローラ自体がバッファ用メモリを持っている場合もあり、その場合はさらに速度が速くなります。SSDは、真の性能を発揮できる環境に置くことで、パソコンの作業を軽快にしてくれる恩恵にあずかれるのです。

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